AWS Summit Japan AI-DLCハッカソン書類審査結果
AWS Summit Japan 2026 AI-DLCハッカソンの書類審査を実施しました。「人をダメにするサービス」という挑戦的なテーマに対して、想定を超える117チームからエントリーがありました。審査員全員がAIを使わない縛りで、創造性・ビジネス意図・Unit分解・ドキュメント品質の4観点から全チームを人間の目で評価し、15チームが書類選考を通過しました。5/30の予選会を経て上位5チームがAWS Summit Japan 2026決勝(幕張メッセ)へ進出します。
AI-DLCハッカソン書類審査実施結果報告
2026年6月26日のAWS Summit Japanで行われるAI-DLCハッカソンの書類審査を実施しました。「人をダメにするサービス」という挑戦的なテーマに対して、我々の想定を超える117チームからエントリーがありました。プライベートも仕事も忙しい時期にAI-DLC ハッカソンにご参加いただきありがとうございました。
書類審査の観点と審査方法
今回の書類審査は、AIを使って我々が先にダメにならないように、審査員全員がAIを評価に使わない縛りで審査を実施しました。117チーム全ての成果物を人間の目で見て審査しています。審査に掛かった時間を後から計測したところ、平均すると1件あたり約30分かけていました。


審査方法についてですが、審査基準 に記載している4つの観点で審査を行いました。
参加チームの中にはこの審査基準のドキュメントをAIに読み込ませて、これらの観点で事前のレビューをしていたチームもいました。審査項目には含まれていませんが、各チームの創意工夫がみられてよかったです。
ここからはそれぞれの観点で、我々審査員側がどのようなポイントを評価していったかについて解説していきます。
参加チームの中にはこの審査基準のドキュメントをAIに読み込ませて、これらの観点で事前のレビューをしていたチームもいました。審査項目には含まれていませんが、各チームの創意工夫がみられてよかったです。
ここからはそれぞれの観点で、我々審査員側がどのようなポイントを評価していったかについて解説していきます。
- 「創造性とテーマ適合性」
- お題がテーマ(人をダメにするサービス)に沿っているか、独自性があるか、なるほどと思えるか、人に勧めてみたいと思えるかなどの観点で評価しました。「人をダメにする」というテーマのため、審査員の中でも「これはダメになってるのかな」「ダメになってなくてむしろ健康的になってる!」「でもこっちのはダメになった結果健康的になってるからいいのかな?」「みんなそんなに意思決定したくないの!?」「こんなアプローチでダメにする観点もあったのか!」と言った様々な議論を巻き起こしながら、評価観点を審査員チームの中ですり合わせをしながら進めていきました。これはAIにはまだできないことかと思います。
- 「ビジネス意図(Intent)の明確さ」
- 解決したい課題は何か、ターゲットユーザーが明確か、競合や類似サービスとの違いなどを評価しました。上記のテーマ設定に対して、対象となるユーザーが誰なのか、なぜこのテーマではXXではなくてYYを選択したのか、既存の類似サービスではなくこのサービスでなければならない理由はなんであるのか、と言ったIT技術者ではなくビジネス側の知見や知識がAI-DLCに反映されているかを評価しました。AI-DLCはIT技術者だけで行うものではなく、そのプロダクトに関わるすべてのメンバー(Biz, Dev, Domain Expert, Specialist)が集まって意思決定をしていくものになります。Bizの視点が入っているかを主に評価対象としていました。
- 「Unit 分解の適切さ」
- これはかなり難しいところです。AI-DLCでは、ユーザーストーリーをUnits Generationのフェーズで並行実施可能な作業単位に分割します。この分割が適切であるかを判断して最終的な意思決定をするためには、高度なアーキテクティングのスキルが必要となります。正解があるわけではなく、ビジネスの意図やスコープ、難易度やタスクのボリュームなど、様々な視点から総合的に判断することになります。我々AI-DLCに精通しているコアメンバーでもAIの提案が1回で通ることはほとんどありません。この観点での評価としては、AIが提案したUnitの分解に対して、AIと議論を重ねたか、AIを提案を鵜呑みにせずに人間の意思決定によって適切な分割がされたかを評価しています。AIの提案をそのまま「承認します」と回答すると評価は低くなります。AI-DLC Workflowにはaudit.mdがあり、そこで過去の意思決定の履歴を確認することができます。我々審査員はこのaudit.mdのログを読み、参加チームがAIの提案を鵜呑みにせずに、どのような議論を経てUnit分解をしたのかについて評価しました。
- 「ドキュメントの品質」
- AI-DLCのドキュメントの成果物の質を主に評価しています。高いクオリティの成果物にするためにはAIとの議論が重要です。AI-DLC WorkflowではAIの方から提案や選択肢を提示しますが、人間がその選択肢の中から選ぶだけでなく、メリットやデメリットを比較したり、場合によっては選択肢が妥当でない場合はその旨をAIに伝えて、人間がAIの挙動を監督する必要があります。このような議論や意思決定の積み重ねによってAI-DLC Workflowの成果物のドキュメントのクオリティが変わってきます。中にはInceptionフェーズを8周回したことで成果物のクオリティに磨きをかけているチームもいました。AIの質問に対して、AIの選択肢の中から選ぶだけでは評価は低くなります。
複数の審査員による評価の後に、審査員による評価点のブレを統計的手法で補正してから順位付けをしました。補正した結果すべてのチームのスコアは以下のような分布になります。

書類選考通過チーム
AI-DLC ハッカソンの 書類審査結果です。おめでとうございます。
次回はAI-DLCハッカソンの予選会を5/30(土)に行います。ライブ配信を現在検討しておりますので、予選通過チーム以外の皆様もこれらのチームがどのようにしてAI-DLCを使いこなしているのかについて、配信を見て知見を深めていただければと思います。
次回はAI-DLCハッカソンの予選会を5/30(土)に行います。ライブ配信を現在検討しておりますので、予選通過チーム以外の皆様もこれらのチームがどのようにしてAI-DLCを使いこなしているのかについて、配信を見て知見を深めていただければと思います。
(順不同、参加申込時に記載のチーム名 or 社名で掲載)
| チーム名 |
|---|
| t4g.lazy.4xlarge |
| チーム・ナッツ |
| Vegasぎて滅! |
| WaitLess |
| Flemmard |
| ポワチワーズ |
| Team ゴロゴロ駆動開発 |
| Post-Typing |
| ぐうたラボ |
| ぶたそだて |
| SABOROUと愉快な仲間たち |
| 本当はcrazy |
| ちーむ・かんがえるのやめt |
| 女心がわかる男たち |
| Team Dame Item Generators |
AI-DLC ハッカソン予選会のお知らせ
AWS Summit Japan 2026 AI-DLCハッカソン 予選会の様子をオンラインで配信いたします!
本イベントでは、AI-DLC ハッカソン の書類審査を通過した15チームが「人をダメにするサービス」をテーマに、AI-DLCを活用して開発した成果物をプレゼンします。各チーム20分の登壇後、上位5チームがAWS Summit Japan 2026決勝(6月26日、幕張メッセ)へ進出します。
こちらの予選会の様子をオンラインで配信いたします。同僚やご友人が参加される場合の応援や、AI-DLC の実践にご興味ある方、惜しくも書類審査を突破できなかったが他のチームがどんなものを作っているか興味のある方、皆様大歓迎です。オンラインで予選会を盛り上げていただきたいと考えています。
配信中の出入りは自由ですので、お時間ある時にお気軽にお入りいただきご覧ください
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